おうちで撮る月齢フォト。写真館が使っているコツ
撮ってみたけれど、なんだかうまくいかない。SNSで見るような写真にならない。
それは腕のせいではありません。変えるところは、たった2つです。
さきにお伝えしたいこと
- いちばん効くのは撮る場所。窓のそばに移るだけで写真は変わります
- 次に効くのは目線の高さ。立ったまま見下ろさないこと
- 道具は要りません。スマホのままで大丈夫です
「撮るのが下手」なのではありません
月齢フォトを撮ってみたけれど、なんだかうまくいかない。 SNSで見るような写真にならない。——よくうかがうお話です。
全国の親御さん826名に子どもの写真について尋ねた調査があります。 写真についての悩みを聞いた設問では、次の順で票が集まりました。 (HugKum・@DIME 共同調査。0歳〜小学6年生のお子さまをお持ちの方が対象)
| 悩み | 票数 |
|---|---|
| 写真が溜まりすぎて整理が追いつかない | 498票 |
| 撮影の腕に自信がない | 292票 |
| 無料の保存容量が足りない | 279票 |
「撮影の腕に自信がない」は292票。 826名のうち、3人に1人以上が同じことを感じているということです。
私たちが撮影のときにしていることのうち、 おうちでもそのまま真似できるものをお伝えします。 道具を買う必要はありません。
いちばん効くのは、撮る「場所」
写真がうまくいかない理由の大半は、腕ではなく光です。 そして光は、立つ場所を変えるだけで変わります。
窓のそばで撮る
- 窓から1〜2歩の場所に赤ちゃんを寝かせます
- 直射日光は避けます。レースのカーテン1枚ごしがちょうどよい光です
- おうちの方は窓を背にして、赤ちゃんに光が当たる向きで撮ります
天井の照明だけで撮ると、顔の下側に影が出て、肌の色も黄色や緑に転びます。 照明を消して、窓の光だけで撮るほうがきれいに写ります。
時間帯は午前中から昼過ぎがおすすめです。 夕方は光が弱く、写真がぶれやすくなります。
次に効くのは、目線の高さ
寝ている赤ちゃんを、立ったまま見下ろして撮っていませんか。 これがいちばん多い「もったいない撮り方」です。
見下ろすと、顔が小さく、体が大きく写ります。 床に寝そべって、赤ちゃんと同じ高さから撮ってみてください。 それだけで、同じ日の同じ服が別の写真になります。
おすわりできるようになったら
しゃがんで、赤ちゃんの目の高さにカメラを合わせます。 大人が座ったときの目線より、もう少し低い位置です。 このひと手間だけで、写真の印象は大きく変わります。
背景は、1畳ぶんだけ片付ける
部屋全体を片付ける必要はありません。 写る範囲だけ整っていれば十分です。
- 白い壁の前がいちばん簡単です。壁がなければ白いシーツを1枚敷きます
- 後ろに洗濯物・ゴミ箱・コードが入っていないか、撮る前に一度確認します
- 写り込みを消すより、寄って撮るほうが早いこともあります
月齢フォトを、続けるコツ
月齢フォトの良さは、1枚ずつの出来ではなく並べたときの変化にあります。 だからこそ、続けられる形にしておくことが何より大事です。
-
場所を決めてしまう
毎月同じ場所・同じ向きで撮ります。 背景が同じだと、赤ちゃんの変化だけがはっきり見えます。 凝った飾り付けより、こちらのほうが効きます。
-
大きさの比べものを1つ置く
ぬいぐるみでも、おくるみでも構いません。 毎月同じものを隣に置くと、体の大きさの変化が一目で分かります。
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日にちにこだわらない
「毎月10日に撮る」と決めると、体調やお出かけでずれた月に止まってしまいます。 その月のうちに撮れれば十分と考えてください。
-
その場で1枚だけ選ぶ
撮ったあとすぐ、お気に入りを1枚だけ決めてアルバムに入れておきます。 あとでまとめて選ぼうとすると、たいてい選べないまま溜まります。
撮ったあとが、いちばんの難所
先ほどの調査でいちばん票が多かったのは「写真が溜まりすぎて整理が追いつかない」(498票)でした。 撮り方より、こちらのほうが大きな悩みなのです。
同じ調査では、3人に1人ほどがまったくプリントしていないという結果も出ています。
溜めないための、いちばん簡単な方法
「その月の1枚」だけ決めて、別のフォルダかアルバムに入れる。 これだけで、あとから探す手間がなくなります。
残りの写真は整理しなくて構いません。 全部を整理しようとするから、続かなくなります。
年に一度でもプリントしておくと、機種変更やデータの不具合で困ったときの備えにもなります。
よくうかがう、ご心配
カメラを買ったほうがいいですか
その必要はありません。いまのスマートフォンは十分きれいに写ります。
カメラを新しくするより、窓のそばに移って、同じ高さから撮るほうが、 写真は大きく変わります。順番としては、そちらが先です。
ぶれてしまいます
暗い場所で撮っているのが原因のことがほとんどです。 窓のそばへ、時間は午前中から昼過ぎに。
それでもぶれるときは、連写にしてみてください。 動いている赤ちゃんは、1枚ずつ狙うより、続けて撮って後から選ぶほうが確実です。
カメラを見てくれません
無理に目線を合わせなくて大丈夫です。 おもちゃを見ている横顔も、その月齢の記録になります。
どうしても目線がほしいときは、カメラのすぐ横で音を鳴らします。 名前を呼び続けると、かえって反応が薄くなっていきます。
生後6ヶ月ごろからは人見知りも始まります。詳しくは こちらのコラムをご覧ください。
途中の月を撮り忘れました
飛んでいても構いません。並べたときの変化は、それでも十分に見てとれます。
抜けた月を埋めようとして止まってしまうより、 今月から再開するほうがずっと続きます。
まとめ
- 窓のそばで、レースのカーテンごしの光で撮る。天井の照明は消す
- 時間帯は午前中から昼過ぎ。夕方はぶれやすい
- 赤ちゃんと同じ高さから撮る。立ったまま見下ろさない
- 背景は写る範囲だけ片付ける。白い壁かシーツが簡単
- 月齢フォトは同じ場所・同じ比べもので。日にちにはこだわらない
- 撮った日に1枚だけ選ぶ。全部を整理しようとしない